初めて夫以外の男性と肌を重ねてしまった夜のことから、すべてが変わりました。
私は二十六歳の新婚妻です。二年前、勤めていた会社の取引先で出会った営業の男性に強く惹かれ、何度も会ううちに交際が始まり、昨年の秋に結婚しました。体の線には自信がありましたが、プライドが高く、男性経験はほとんどありませんでした。初めての相手は大学時代の先輩で、二十歳のときのことです。自ら好きになって結ばれましたが、痛みだけが残り、「こんなものか」と落胆した記憶が今も残っています。
夫は二人目でした。お互いを深く愛し、夫の手がとても巧みだったため、女としての喜びを初めて知りました。結婚前は時間を見つけては抱き合い、心も体も満たされて結婚したのです。だから、愛のない触れ合いは絶対にあり得ないと、あの夜までは固く信じていました。
しかし、あの出来事以降、自分の中に眠っていた欲の強さを思い知らされることになりました。
この体験は、新婚旅行を終え、仲人を務めてくださった夫の上司のご自宅へ挨拶に伺ったときのことでした。上司の部長夫妻は私たちを温かく迎え、夕食を用意してくださり、その後はお酒を勧めてくださいました。夜は冷え込んでいたので、くつろげるようにと炬燵まで出していただきました。
二人とも酒は強くありませんでしたが、お世話になった方の勧めを断ることもできず、少し無理をしながら楽しい時間が過ぎていきました。しばらくすると、夫は酔いが回り、炬燵の中でうとうとし始めました。部長は「少し休ませてあげなさい」と夫をそのまま寝かせ、私もほろ酔いの中で旅行の話などに花を咲かせていました。
そのうち、膝のあたりに部長の手が何度も触れるのに気づきました。気のせいだと思い、そのままにしていましたが、その手は徐々に膝から太ももへとゆっくりと這い上がっていきました。
(いやだわ……酔っていらっしゃるのかしら)
そのとき私は、不覚にもスリットの入った白いタイトなミニスカートを履いていました。夫の上司であり、奥様の手前もあって、気づかれないようじっと耐えていました。しかし、それを好機と見た部長の指は、太ももの付け根の奥、敏感な部分へと触れてきたのです。
(あっ……やめて……)
私は何度か部長を睨みつけ、手を払いのけましたが、しつこく太ももの奥を愛撫し続けます。そして素早い動きでストッキングを膝のあたりまでずらしてしまいました。ここまで来ると、炬燵から出ることもできなくなっていました。
いやらしい手は太ももに吸い付くように撫で回し、薄い下着の上から最も敏感な部分を丹念に刺激してきます。心では拒絶しているのに、体はどうしようもなく反応し、熱いものが溢れそうになっていました。
(ああ……だめ……どうして……感じてしまうの)
愛してもいない人に、一番大切な場所を触れられ、こんなにも簡単に体が敏感に反応するなど、想像したこともありませんでした。しかし現実には、羞恥と官能で体中が熱くなり、愛する夫がすぐ隣にいるのに、夫以外の男の指でいじられていると思うと、さらに感じ、喘ぎ声が漏れそうになります。もう自分でもこの体を抑えきれません。
(もう……どうなっても知らない……)
「むっ……あん……」
夫に気づかれないよう、溢れそうになる声を唇に指を当てて必死に押し殺していました。部長は今度はゆっくりと下着をずらし、太い指を私の奥へと挿入し、深く愛撫を始めました。最初はゆっくりと、次第に激しく、一本、二本と絶妙な加減で刺激を与え、欲をさらに掻き立てていきます。
(もうだめ……声が出そう……がまんできない)
指の動きに合わせるように、腰が自ら淫らに動いてしまいました。自分でも信じられないほど、体が快感を求めていました。あのとき、最初の絶頂に達していたのかもしれません。
部長の愛撫は延々と続き、私の下半身はもう、なすがままにとろけそうになっていました。
(ああ……また……いっちゃいそう……すごい……だめ)
再び昇りつめ、意識が遠のいてしまいました。
しばらくしてうっすらと気がつくと、目の前に部長の顔が迫り、唇を重ねようとしています。
「部長さん……いや……やめてください……お願いです」
言葉では抵抗するものの、力は弱々しく、容易にその唇を受け入れてしまいました。まるで恋人同士のように抱き合いながら、長く激しい口づけが続き、再び体が熱を帯びてくるのがわかります。部長は舌を差し入れながら、胸を優しく揉みしだいていました。私も自然と舌を絡ませ、体を寄せていました。
すでに夫は寝室に運ばれ、奥様も飲み過ぎて休んでいらっしゃるようでした。私たちの行為を遮るものは、もう何もありません。
私は新婚間もない妻であることも忘れ、一人の女として、ただ部長のものを欲しがるまでに欲が高まっていました。
(早く……この熱い体を満たしてほしい)
部長の舌は唇から離れ、下へと這い、乳首を転がしながら、すでに恥ずかしいほど濡れている秘部へと向かいます。
「汚いですから……やめて……ああん……あっ……いやあ……」
愛する夫にさえ拒み続けていた行為を、生まれて初めて、自ら拒むこともなく受け入れてしまいました。優しく舌で愛撫され、腰がとろけそうな、今まで経験したことのない快感に陶酔し、再び絶頂へと向かっていきます。
「なんて……すてきなの……もうだめ……またいきそう……!」
しかし部長の舌は、絶頂寸前で離れ、代わりに大きく膨らんだものが、ひくつく濡れた唇に近づいてきました。
「それだけは……かんべんしてください。あなたの部下の妻ですよ……主人に顔向けできなくなります……許して……」
絶対に許されないことだとわかっていながら、この体はどうしようもなく部長を欲し、あのもので埋め尽くされたいと心底思ってしまう自分が恐ろしくなります。
私の言葉など聞く耳も持たず、強引に奥へと割り入ってきました。ゆっくりと感触を楽しむように動き始め、敏感な部分を刺激しながら、奥深くに当たるまで挿入し、激しく律動を始めます。
「あっ……ああっ……気持ちいい……変になっちゃう……」
待ち望んでいた行為に、我を忘れ、思うままに言葉が溢れてきました。
「すごい……部長さん……すてきよ……こんなの初めてです……」
「また……いっちゃいそう……もうだめ……もっと……もっと激しくして……」
期待をはるかに上回る快感に陶酔し、誰はばかることなく感じるままに声を上げ続け、自らより深い快楽を得るために腰をくねらせながら、何度も何度も上へと昇りつめていきました。
夜中に目が覚めると、夫と同じ寝室で寝かされていました。何も知らない夫の寝顔を見ながら、自分の犯した罪の深さを知り愕然としながらも、昨夜の激しい行為を思い出すと、体中が熱くなってきます。
この体験は、本当の意味での自分を見出してくれたのかもしれません。
翌日は何事もなかったように、部長のお宅を後にしました。後で考えてみると、お酒と炬燵は、部長の巧妙な仕掛けだったのかもしれません。
その後も部長には、奥様のいないときに度々呼び出され、肌を許してしまいました。出かけるときはいつも、大胆なスリットの入ったミニスカートにセクシーな下着をつけ、ストッキングは履かないようにしています。部長宅の台所や寝室、浴室などで、激しく抱かれています。
つい先日は、夫と一緒に帰宅し、部長とお酒を飲み、夫を酔いつぶしたうえで、目の前で抱かれたときは、スリルと背徳感でこれまでで最高の悦びを感じてしまいました。
愛する夫に詫びながらも、抱かれるたびにあのものを忘れられなくなりそうです。これからも夫を生涯の伴侶として愛し続けますが、この体は部長のものを求めて疼いてしまうのです。

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